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史料年代 西暦 明治 大正 昭和 平成
 年 ~  年
分類 文書 写真 物品 図書 その他
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所蔵史料の概要

日本赤十字看護大学には、1890(明治23)年の創立以来の看護婦・人等の養成に関する貴重な歴史的資料が多数保存されています。教科書、掛図などの教材をはじめ、生徒名簿、日誌、写真、衣類、物品などの多種にわたる史料の他、卒業生たちの戦時や災害時の活動に関する史料もあり、看護教育史のみならず、戦史、災害史等の観点から見ても興味深いものとなっています。

かつて1935(昭和10)年に看護婦教養所が新築される際に教材室が整備され、これら史料が備付簿によって管理されていた時代もありました。しかしそれ以降、本学の一角に収められ、研究者の求めに応じてその都度閲覧が許可されるのみで、資料は未整理で目録はなく、その保存状態も不明でした。

平成17年の校舎新築により、旧校舎に保管されていた史料を新史料室に移転することになり、これをきっかけに教員を中心として看護歴史研究室をたちあげ、所蔵史料の保存と看護歴史研究での利用に向けた学術的な基盤づくりに取り組むことになりました。

平成18年度には基本調査として、本学所蔵史料の概要を明らかにしました(下の表参照)。

表:日本赤十字看護大学所蔵史料(看護婦・人等養成関連のみ)の概要

文書 写真
明治養成所(1890年頃~1912年) 「看護婦生徒名簿」(明37~)
卒業式の御ゆし諭旨(1回~)
卒業生答辞(明39~)
2回生口述筆記(15点)
『看護學教程』(原本)
『看護婦教程』(治療介輔編と繃帯編)(原本)
『救護員生徒教育資料』
『甲種看護教程』
「日本赤十字社救護員服制」(明37改正)(原本) 「殿下・社長諭告集」(原本)
「看護婦訓誡」(原本)
個人別写真帳(1回生~)
卒業記念写真(1・2回生~22回生=17枚)
災害救護:濃尾地震、三陸津波
戦時救護:日清、日露
日赤病院アルバム(日露戦争時)
渋谷移転時病院写真
高木ハル所蔵写真(日清救護4枚他)
篤志看護婦人会(M~S)
萩原タケ遺品
大正養成所(1912年~1926年) 「看護婦生徒名簿」
「看護婦長候補生名簿」
「本院養成開始以来救護看護婦・同婦長候補生調査綴」(1冊)(大8・9調)
卒業式の御諭旨・卒業生答辞
『甲種看護教程』
「看護教育 赤十字唱歌」(大5)
「救護看護婦生徒成績綴」(大7~13)
災害救護
卒業写真(37回生~48回生=5枚)
山本ヤヲ遺品
日赤病院35周年記念行事アルバム(大10)
昭和養成所(1926年~1945年) 卒業式の御論旨・卒業式答辞
養成書類(昭5~)約25冊
「看護婦生徒名簿」
「乙種看護婦生徒名簿」
「臨時看護婦生徒名簿」
「看護婦長候補生名簿」
人員日報綴(昭10~)約20冊
教育計画請表綴
「養護訓導養成所指定申請書類」(昭18)
『甲種 看護教程教案』
「写真週報」赤十字のもとに(原本)
大アルバム(1)~(9)(1部大正期)
看護婦生徒アルバム(編集)9冊
修学旅行ほか アルバム
卒業写真(49回~61回生=18枚)
卒業写真アルバム(57回~66回、乙1)
外国の看護婦(写真と絵)
災害救護写真
ナイチンゲール写真、レコード
モントリオールICN(1929)写真
昭和専門学校(1946年~1954年) 卒業式答辞 アルバム(卒業式など1冊)
卒業アルバム(3冊)
昭和短期大学(1954年~1985年) 卒業式答辞 編集アルバム(卒業式・戴帽式・スキーなど) 15冊
卒業アルバム(3冊)
昭和~平成大学(1986年~現在) 大学開学式アルバム(昭61)

(川原由佳里・吉川龍子・川島みどり(2007)日本赤十字社病院・同中央病院における看護婦・人等養成に関する歴史的資料の基本調査:日本赤十字看護大学所蔵分について、日本赤十字看護大学紀要 第21号58頁より引用)

平成19年度には本格的なデータベース作成に着手し、平成20年度には利用の促進を目的としてホームページでの史料の検索を可能にする予定です。

所蔵史料のご紹介

濃尾地震における災害救護(明治24年)

中村牧陽撮影 赤十字社出張仮病院丹羽郡小折村ニ於ル震災負傷者治療ノ現況、明治24年、鶏卵紙

1891年10月28日に発生した濃尾地震は、マグニチュード8.0~8.4と推定される日本の内陸で発生した過去最大級の地震です。この地震により死者7,273人、全壊家屋142,177の被害を出しました。本学の前身である日本赤十字社の看護婦養成所からは、学業を終えて実務についたばかりの第1回生10名が救護活動に参加しました。日本赤十字社の医員と看護婦に対する評価は高く、日々新聞などで全国に報道されました。写真は名古屋大須公園の中村牧陽氏によるもので、愛知県丹羽郡小折村の日本赤十字社出張仮病院の写真です。

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